父の入院②
9月27日、兄と先生が話をした日、お父さんが起き上がろうとしたらしい。
寝ぼけていたようだ。
血液の炭酸ガスが少なくなったから意識が戻ってきたのかもしれない。
それと同時に息が苦しい感覚も戻るのは嫌だなと思った。
この日、肺炎で入院していた義母が亡くなった。
病院に行ってきた。
29日(日) 妹が様子を見に行った。やはり苦しそうにしていたらしい。
30日(月) 病院に行ったら目を空けていたので手を振ったらわかった。
相変わらず手のミトンを訴えていた感じで、何かを喋ろうとしたけど喋れなかった。
たまに苦しそうな表情をしたけれど呼吸は浅いが落ち着いている感じだった。
先生の話、血液検査の結果炎症値が入院時に22だったのが3.3になったとのこと。
なかなか数値が下がらず手こずったらしい。
明日レントゲンを撮る。
鼻が詰まっているらしく鼻に呼吸器を付けると数値が下がるので口に今付けたら高くなった。
ステップとしては少し起き上がったり動く練習をして、とろみのあるものから与えていくけれど、まだまだ先の話になるらしい。
土曜日に話をする時間を持ちたいということで、兄に伝えると言った。
お父さんと手をつなぐとギュッとしっかり握ってくれた。
少しすると安心したのか眠ったので、そっと手を放して病室を出た。
帰りに特養の相談員さんに今までの報告をした。
たまに様子を見に行ってくれていたらしい。
先生も地域のお年寄りの診察に回っている先生なので、お年寄りや家族の事はよく考えてくれる先生だと言われた。
「家族の悔いが無いように」と常に言っている先生らしい。
ソーシャルワーカーさんも良い人だから気にかけてくれるように頼んでくれるとのことだった。
10月2日(水)、先生と兄が話をした。
肺炎は抗生物質で良くなっているが胸水が減らない。
肺炎のせいで溜まっているかと思っていたが違うようだ。
悪性腫瘍の可能性がある。
結果が出てから今後のことを決めていきたい。
とりあえず今の治療を続けていきたいとのこと。
3日(木)、実家の荷物を業者さんに運び出し、引き取ってもらった。
7日(月)、私が最後のゴミ出しのために早めに実家に着いたが、ゴミも全て持って行ってくれたらしく何も部屋になかった。
コンビニで朝食を買って実家で食べ、退去の手続きに行って戻ってくると、ちょうど兄とばったり会った。
役所の出張所に父の住所変更に行くとのことで一緒に行った。
先生との話があるので、ショッピングモールで少し休んで病院に行った。
実家はトイレも入れないし、椅子も無いので。。
先生の話、
肺と胸膜の間に水が多く溜まり、抜こうと思ったがそこに壁がいくつか出来て分割されているので一か所にカテーテルを入れて抜いても壁で隔たったところは水が抜けないからやっても意味がないとのこと。
超音波で見えるが、悪性と思われる腫瘍があり、そのため胸水が溜まる。
高齢のため積極的な治療は出来ない。
酸素と点滴をしている。
急性期病院なので2か月しかこの病院に居られないとのことで、次の病院を探してもらう。
兄から鍵を受け取り実家のカギを返しに、また事務所に行った。
契約上は21日まで借りていることになる。
14日(月) 病院に行ったら起きていたが苦しそうで、途中で息が止まる感じだった。
前回落ち着いていた感じなのに、呼吸が苦しそうで祭日だから妹を呼んだ方が良いと思って電話した。
しばらくして旦那さんと来た。いつも苦しそうだという。
私の時はその時によって違うが今回はすごく苦しそうに感じた。
15日(火)、兄と先生が話した。
血圧や心拍数、血中の酸素量は異常なし。
今後は悪化していくと思われる。
療養型病院に打診していく。
21日(月) 病院に行くため電車に乗っていたら兄からの電話が鳴った。
メールを送ると血圧が著しく低いとのことで妹が病院に向かっていると。
仕事で兄は抜けるのが大変そうだったが、病院に着くと2人ともすでに病院にいて先生から説明を受けていた。
改めて先生が私に説明をしてくれた。
今日か明日だという話だった。
病室にいたがお昼になったので近くのショッピングモールで食事をした。
食事をしながら、少し葬儀の話をした。
お母さんの時の経験があるから、段取りはわかっているが、棺に何を入れるか、喪主の名前は、など少し話した。
兄は仕事が早いので眠そうだったので様子を見に行き、その後はこれからに備え、解散することにした。
でも様子を見に行くとこのまますぐにでも旅立ちそうなので、どうしてよいかわからない。
でも兄の為には解散がいいと思った。
私は遠いので、もし今帰って、着いたと思ったらまたすぐに呼ばれるかもしれないとか、そこのところの判断が出来ずにいた。
旦那さんに電話して相談。次の日は兄弟はみんな休み。
こんなことは今までにほとんどない。
私も休みなので妹のところに泊まることにした。
でも夕方になっても病院から電話がこないので、帰宅してちゃんと寝た方が良いだろうということで帰宅した。
枕が変わると寝れないのはお母さんに似ている。